日本におけるオンライン診療のはじまり

日本のオンライン診療:経緯・現状・これから(超要約)

「どこでもホワイトニング」の読者向けに、オンライン診療のポイントだけをやさしく整理。医療ホワイトニングのオンライン活用を理解するための土台に。

1. オンライン診療ってなに?

  • 定義: ビデオ通話などのICTで、医師が診察・説明・処方まで行う医療行為。
  • 区別: 相談や「受診勧奨」(受診を促すだけ)とは別。医師が責任をもって診るのがオンライン診療

ホワイトニングの場合:初回にオンライン診察を行うのは、医療用ジェル(過酸化物)を適切に処方するための必須プロセスです。

2. ここまでの流れ(ざっくり年表)

  • 1997: 遠隔診療が医師法違反と限らないことを通知(初診は対面が原則)。
  • 2015: 対象・地域の縛りが実質緩和。
  • 2018: 実施指針を制定、保険適用(原則再診)。
  • 2020: コロナ特例で初診からOKに。急速に普及。
  • 2022: 初診オンラインを恒久化。報酬体系も整理。

3. いまの姿(ポイント)

  • 導入は拡大中だが、医療機関全体ではまだ一部。
  • 原則かかりつけ医が実施(例外あり)。
  • 保険点数は対面に近づいたが完全同等ではない。

ホワイトニングの文脈:自宅で継続する「ホーム型」と相性が良く、初回確認→処方→継続フォローの流れがオンラインで完結しやすい。

4. 何が良いの?(メリット)

  • アクセス向上: 忙しい人や遠方でも受診しやすい。
  • 時間&感染リスク低減: 通院・待ち時間を短縮、流行期も安心。
  • 医療DX: 事前問診やデータ管理でケアが続けやすい。
  • 働き方の柔軟性: 医師側の体制を整えやすく、提供枠の確保につながる。

ホワイトニングの体験価値:オンライン初診→正しく処方→自宅でケア→必要に応じて再診、という「続けやすさ」が白さの維持に直結。

5. どこが壁?(課題)

医療機関側

  • 経済性: 報酬差やシステム費用。
  • 運用: ITリテラシー、ワークフロー設計。
  • 安全性: 触診不可ゆえの誤診リスク、セキュリティ対策。
  • 関係性: 対面のほうが信頼を築きやすいという現場感覚。

患者側

  • 操作・設定への不安(特に高齢層)。
  • 診療の質への不安、検査が必要な場合は来院が必要。
  • 通信環境の整備が前提。

ホワイトニングでの対策例:使い方の動画・紙面ガイド、LINEでの事前確認、トリアージ基準の明示など。

6. これからのカギ(実務アクション)

  • 報酬設計: 対面とのギャップ圧縮、オンライン特性の評価。
  • 使いやすさ: 高齢者向けガイド・電話サポート・ワンタップUI。
  • 安全性: オンライン診断プロトコル、在宅測定機器、明確なトリアージ。
  • 基盤整備: 標準プラットフォーム、電子カルテ連携、服薬指導との一体運用。
  • かかりつけ運用: 初診例外の具体化、紹介・情報共有のデジタル動線。
  • 信頼づくり: 医師研修と患者への「できる/できない」の明確化。

7. まとめ

日本のオンライン診療は1997→2015→2018→2020→2022と前進し、初診恒久化で定着フェーズへ。目的は「便利さ」だけでなく、アクセス平等・予防重視・個別化にある。今後は経済性・運用・安全性・信頼を同時に整えることが鍵。ホワイトニングでは、オンライン初診+ホームケアの組み合わせが「続けやすい白さ維持」の実用解となる。

この記事は歯科医師の監修を受けています。

歯科医師:岡本 恵衣

どこでもホワイトニング専属歯科医師 岡本恵衣

【経歴】
2012年:松本歯科大学歯学部 卒業
2013年:医療法人スワン会 スワン歯科で研修
2014年:医療法人恵翔会 なかやま歯科に勤務
2018年:ホワイトニングバー(株式会社ピベルダ)専属歯科医師
2024年:K Dental Clinic 開業
2025年:どこでもホワイトニング(株式会社ピベルダ)専属歯科医師

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